いつまでに何をやるか?

僕は7×6戦略、つまり問題のうち7割に回答して6割の正解を稼ぐことにより素点42点を目指す作戦をとっていました。基礎的なところをそれなりに高い確率で正解できれば十分という考え方です。


そのレベルに到達するためにはテキストや答練をどの程度勉強すればよいでしょうか。専門学校の答練にしても何回か解き直すことになるかと思いますが些細な論点を突き詰めて満点を取る必要はありません。最終的に八割も取れれば十分でしょう。僕の場合、計算科目(会計、税務、経営分析)は答練は修了考査本番までに3周して最終的に八割以上取れるようにしました。過去問も配布されると思いますが、丁寧に解くことはしないで問題の傾向を見るためだけに利用しました。時間があればきちんと時間を測って解けばよかったと思っていますが、答練を優先させていると時間が足りませんでした。


では、答練を3周解いて最終的に八割以上取れるようにするためにはどのようなスケジュールを立てればよいでしょうか。この目標を達成するには、当然ですが、すべての答練を3周しなければなりません。TACの場合、職業倫理を除く各科目3回分の答練がありました。修了考査本番は2日間(1日6時間)で実施されるため、2日間×3回分の6日間あれば全科目の答練3回分を1周できることになります。つまり一週間で答練を1周するののを3週します。なお、理論科目は1周目しっかり解いた後、二週目以降は高速で回転させるので、もっと短いスパンで回転できるかと思います。

一週目…会計と税務を計算メインでテキストを進めていく。
二週目…各科目のテキストをすすめる。二週目が終わった時点で全科目テキストを一周すればOK
三週目…答練1周目、答練・テキストの復習
四週目…答練2周目、答練・テキストの復習
五週目…答練3周目、答練・テキストの復習

一日の勉強時間は、午前9時から午後9時までの12時間確保して、お昼ご飯とか休憩時間を差し引くと正味9時間くらいの勉強時間でした。それを試験休み開始から試験日まで休日なしでこなします。クリスマスや年末年始は少し寂しくなりますが「今年だけ!」と思って頑張りました。


大雑把でいいので、試験日までのスケジュールを紙に書き出して机の上においておきましょう。毎日チラッとでもこれをみることで全体の進捗を確認し、スピードを上げたり、スケジュールを組み替えたりします。