予備校選びの結論?!

予備校選びについてご質問をいただきました。


予備校選びですか〜、難しい問題ですね。


今はどこが有名でしょうか?
TAC
大原
AXL
クレアール
LEC
こんなところでしょうか。


ちなみに、僕はTACでした。


結論から言うとどこの予備校も大差ないと思います。どこの予備校のカリキュラムも普通の講義+答練っていうのが基本セットでそれにプラスアルファで毎日のテストや特殊講義みたいなのが追加される感じになってます。もちろん規模に差がありますので人数は差がありますが、今の職場にはどこの予備校からでも受かってる人はいます。要するに、受からないほどショボイ予備校っていうのは無いってことです。


ただ、それだとミもフタもないので個人的な印象を書いてみましょう。


僕が受験生の頃は、大体TACか大原をメインでやってAXLに浮気してる人が結構いたような気がします。僕は先に書いたようにTACメインで受け、追加で大原の全国模試を受けました。


各科目によっても差があると思いますが、TACはざっくりで大原は細かい、個人的にはこんなイメージ。大原の全国模試を受けた時「こんな細かい問題出すの??」ってびっくりしたような記憶があります。


TACが作る問題は聞かれていることがシンプルなので最初は難しく感じてもテキストでしっかり復習すれば二回目以降の解き直しの際には比較的スラスラと解くことができます。それに比べて他の予備校の問題は論点てんこ盛りで考えることがたくさんありすぎて、なかなか二回目以降も解くのが大変でした。(それは効率がいい問題ってことで長所だとも思うのですが、解き直す気が起きませんでした・・・。)


そんなこんなで僕はTACに不満はありません。でもやっぱり予備校の雰囲気や先生の合う・合わないみたいなのはあると思いますので、実際に予備校に行って話を聞いたり、周りの受験生から教材を見せてもらうのが一番いいと思います。


予備校はヤマ当てをやたら宣伝するので、受験生としては「あそこの予備校がやってることをこっちがやってないのはヤバイ!」みたいな不安感が煽られて勉強が手につかなくなりがちですが、実際などの年度もどの予備校からも合格者が出てますので、一回決めたらまずはその予備校の教材をキッチリ勉強することから始めましょう。


会計士はいろんな企業の実態を知れて興味深い職業ですので、ぜひとも頑張って合格して会計士として活躍してください!

※皆さんが読んで分かりにくいところや資格勉強に限らず監査実務や業界の話など知りたいことがあれば、本文の内容に関係なくコメント欄に書いていただければ答えられる範囲で答えさせてもらいます。

書類の整理法

山のようにもらえる書類の整理方法についてご質問をいただいたので僕の方法論を書いてみます。
(大雑把過ぎて参考にならないかもしれませんが・・・。)

現在、整理すべき書類(レジュメ、確認テスト、答練等)が増え必要なものを探すまでのアクセスタイムが長すぎて困っています。
おすすめのファイルがありましたら紹介していただけないでしょうか?二つ穴のものなど色々あってどれが最適なものなのか分かりません。友人はオーソドックスなカラーのクリアファイルを勧めてくれましたが、とても収納できる量ではありません。

正直言って、専門学校からもらえるたくさんの書類については、あんまり深く考えずに保存していました。


そんな特別な方法があったわけじゃなく、答練などは数回分を小分けにしてA4サイズの封筒にそのまま突っ込んでおいて、封筒に「管理会計答練:第○回〜第×回」みたいな見出しを書いて保存していました。


その封筒は家に置きっぱなしで、一日に使う分だけ封筒から取り出して専門学校に持っていくようにします。


自分でもかなり適当な整理方法だと思いますが、封筒をパラパラ見れば中に何が入っているかは一目瞭然なので、必要なものが見つからないといった経験はあまりありませんでしたし、シンプルで実行しやすいので一度お試しください。


また、講義に使うレジュメは僕の勉強方法だと、すべての情報をテキストに集約していましたので、講義中や講義後にレジュメの内容をテキストに転記やコピペした後は適当に封筒に突っ込んで押入れの奥にしまっていました。

※皆さんが読んで分かりにくいところや
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本文の内容に関係なくコメント欄に書いていただければ
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マルアイ クラフト封筒 角形2号 100枚 85g PK-128

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マルマン メタルバインダー ダブロック ファイル B5 26穴 背幅44mm ブルーF679R-02

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マーカーの使い分け。

マーカーの使い方についてご質問をいただきましたので、
それについて僕の経験を書いてみます。

暗記をする際のマーカーの色分けについて悩んでいます。
そこで質問なのですがマーカーについては具体的に統一性をもって色分けをしていましたでしょうか?

理論科目の暗記といっても、
定義を丸暗記するような場合と
理論の流れを暗記するような場合とに
わけることが出来ると思います。


僕の場合、
マーカーは黄色一色のみを
前者のケースでのみ使っていました。


しかも、単語とその定義が書いてあるところの単語の部分のみ
マーカーを使うようにしていました。


こうすることにより、
マーカーで引かれている部分は一字一句間違わずに丸暗記するところ、
ということになります。


人によっては単語とその定義までマーカーで引く人もいると思いますし
さらにはその解説の部分まで伸ばす人もいると思いますが
そうしちゃうとごちゃごちゃして本当に大切な部分が分かりにくくなるので
単語部分だけマーカーを引くようにした方がいいと思います。
テキストの場合、その定義は単語の直後にあると思いますので
わざわざそこまでマーカーを伸ばさなくても定義も十分目に入ると思います。


理論の流れを暗記(理解)する場合は
以前の記事ペンに役割を持たせよう。 - 公認会計士試験に受かるための勉強法に書いたように
ボールペンを使って重要度に応じた色で
アンダーラインを引くことによって理解を進めていました。


ちなみに、
私が通ってた予備校ではたくさんマーカーを使うことで有名な先生がいまして、
その先生は文章の内容ごとにマーカーを使い分けていたようです。
僕は重要度で色を使い分けていましたので、その辺は皆さんの感性に合う方法を用いればよいと思います。

※皆さんが読んで分かりにくいところや
資格勉強に限らず監査実務や業界の話など知りたいことがあれば
本文の内容に関係なくコメント欄に書いていただければ
答えられる範囲で答えさせてもらいます。

考えるチカラをつける

論文式試験まで1ヶ月、体調管理は大丈夫でしょうか。
そろそろ、新しいインプットは控えめにして
これまでの知識を確実なものにしていく方針に転換していきましょう。


7月の初め、会計士協会から以下の資料が公表されました。


会計制度委員会研究報告第13号「我が国の収益認識に関する研究報告(中間報告)-IAS第18号「収益」に照らした考察-」の公表について | 日本公認会計士協会


内容はタイトルの通り、
収益について我が国の会計と国際会計との差異を確認するものなので、
試験勉強としてはやりすぎな感もありますが、
収益は財務諸表論の基礎であり重要な論点ですし、国際会計(IFRSs)は近い将来採用される可能性が高いので、
非常にアツイ論点がてんこ盛りとなっております。


もちろん、資格試験はテキストの内容を理解できれば
それだけで十分合格圏内に入るためのインプットとして十分なので
余裕が無い方はまずはテキストを完璧にしていただきたいのですが、
初見の問題への対策として参考になるんじゃないでしょうか。


この資料の使い方ですが、
最初から最後まできちんと読んで理解するに越したことはありませんが、
「II付録」のうち、みなさんの興味がある事例を読むだけでも
考えるチカラをつけるには十分だと思います。


その際は、スグに答えを見てもいいんですが
以下のような視点をもってみてると
考えるチカラがつくし資料を理解する際の手助けにもなると思います。


問題点はどこにあるか?なぜそれが問題なのか?
収益費用アプローチで考えると?
資産負債アプローチで考えると?
現金主義で考えると?
実現主義で考えると?
発生主義で考えると?
概念フレームワークの考え方だと?


一つの問題を
いろんな視点で考えてみて
たくさんの答えが思い浮かぶようにしてみましょう。

※皆さんが読んで分かりにくいところや
資格勉強に限らず監査実務や業界の話など知りたいことがあれば
本文の内容に関係なくコメント欄に書いていただければ
答えられる範囲で答えさせてもらいます。

監査法人への就活

ホークさん、コメントありがとございます。
返事が遅くなってしまいましたが、
出来る限りがんばって答えてみました。


Q.監査法人への就職に年齢や学歴は関係するか?


A.最近はちょっと会計士業界も飽和気味なので
以前と比べると就職が厳しくなっているように感じます。
というわけで、論文合格者が大幅に減少しない限り
合格者難民が発生する可能性は少なからずあるでしょう。
(ちなみに、数年前も合格したのに就職できない時期があったようです。)


とは言うものの、
しっかりとした社会人経験があるのであれば、
クライアントとのコミュニケーションが命の監査業務では
それは大きな武器になりますので、
それをアピールすれば大手、中小関係なく十分就職可能だと思います。
特にホークさんの場合は、
会社の設立から携わってるということで、
それは大きなアピールポイントとして自信を持ってください。


ただ、上場支援は体力勝負な点が多いとよく聞くので
雑用が多いスタッフ(入社して数年くらいの間)の時期は
体力的にも精神的にもタフでないとキツいかもしれません。

 

学歴についてもそれほど心配しなくてもいいんじゃないでしょうか。
監査法人の中は慶応、早稲田の出身者が多いなとは感じますが、
資格さえとっちゃえば学歴は問題にされていないと思います。
ただし、大学での単位が受験要件から消えたのは最近なので、
僕の周りには高卒で就職したという方がいません。
というわけでハッキリしたことは言えませんが
雰囲気としては試験に合格さえしちゃえば
学歴で採用の脚切りをされることはないと思っています。


※皆さんが読んで分かりにくいところや
資格勉強に限らず監査実務や業界の話など知りたいことがあれば
本文の内容に関係なくコメント欄に書いていただければ
答えられる範囲で答えさせてもらいます。

管理会計の理論対策

たかさん、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってしまいましたが、僕の経験の範囲内でお答えします。



管理会計の理論問題はどのように勉強されていましたか?



管理会計の理論。悩ましいところですね(笑)


僕が通っていた専門学校の場合、
管理会計に関しては
テキストの理論は軽い感じでしたが
答練では割と丁寧な理論の解説があったので
それをメインの勉強に使っているテキストやレジュメに
要約して書き込んでいました。


普段の復習のときは計算問題を通じて
「どうしてこういう配賦方法を使うのか?」とか
素朴な問題意識を持っていれば十分だと思います。


最近は管理会計も理論寄りになっているようですが
ダイレクトな理論対策が難しい科目でもあるので
普段は計算を通じて理論のカンを養っておけばOKでしょう。


答練や本番の初見の理論問題への対応としては、
正確な原価計算や責任の明確化など
単純な視点(計算で養ったカン)をいくつか持っておいて、
それをうまく組み合わせて作文すれば
それだけで十分アドバンテージが取れるでしょう。

※皆さんが読んで分かりにくいところや
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答えられる範囲で答えさせてもらいます。

質問にお答えします。…公認会計士試験の勉強時間

MASAさん、コメントありがとうございます。
ご質問に答えさせてもらいますので、参考になれば幸いです。


>会計士試験の学習期間中は一日何時間ほど勉強していましたでしょうか?


僕自身は一番勉強してた時は
朝の9時から夜の9時くらいまで
週に1日休みを入れて、勉強していました。


ただ、もうちょっと効率よく勉強していれば
もっと少ない時間でも十分合格水準には達すると思います。


>こんなペースで合格できるのでしょうか?
>アルバイトなどをしながらの合格は難しいでしょうか?



「1日8時間」というのが
365日8時間フルに勉強時間としてカウントできるならば十分に合格できると思います。


勉強のペースは
教材が送られてくるペースに合わせてたら十分だと思います。
残った時間は復習に使いましょう。
試験は最後に受かったもの勝ちですから、今焦る必要は全然ありません。


でも僕の実体験を思いだすと
8時間の時間が確保できていても
実際に勉強しているといえる時間は
マイナス2時間くらいとだったような気がします。


もちろん、働きながら合格している人もたくさんいますので
専念しないと合格出来ないとは言いませんが
専念した方が合格しやすいってのも言えると思います。


個人的には、
アルバイトしながら何年も受験勉強するよりも
アルバイトをやめて短期合格して会計士としてお給料をもらった方が
トータルだとプラスだと思うので
よっぽど生活が苦しくない限りは
専念も視野に入れておいた方がいいんじゃないでしょうか。


僕自身、学生時代は受験に集中したかったので
奨学金をたくさん借りて受験に専念して
結局合格時には数百万の借金を抱えた状態でした(笑)


※皆さんが読んで分かりにくいところや
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